2023年に学ぶべきプログラミング言語ランキングTOP10
プログラミング言語は数百種類も存在し、それぞれに特徴や用途があるので、自分の開発したい領域に合わせて言語を選択する必要があります。ですが、本記事では自分の開発したいことが決まっていないプログラミング初心者の方に向けてランキングを作成しました。
初心者が学ぶプログラミング言語の選び方についてはこちら
この記事では、2023年に学ぶべきプログラミング言語ランキングTOP10を紹介します。このランキングは、以下の3つの基準に基づいています。
- 世界的な人気度
- 日本での求人需要
- 学習難易度
これらの基準をもとに、各言語の特徴やメリット、デメリットを解説します。
10位:HTML/CSS
HTMLとCSSは、厳密にはプログラミング言語ではありませんが、WebサイトやWebアプリケーションの開発に必須の技術です。HTMLはWebページの構造や内容を定義し、CSSはWebページの見た目やレイアウトを指定します。
HTMLとCSSは、以下のようなメリットがあります。
- 学習難易度が低い
- テキストエディタとブラウザだけで開発できる
- 他のプログラミング言語と組み合わせて動的なWebページを作成できる
プログラムを自分のパソコン上で動かす際には、言語をインストールしたり、プログラムを動かす環境を構築する作業が必要です。プログラム初心者の方の大半はこの環境構築に挫折すると言われています。しかし、HTMLやCSSのような静的なページを作成するための技術はエディタさえあれば開発することができます。
エディタはVscodeがおすすめです。osなどを確認してこちらからインストールしてください。
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 単体ではプログラムの動作や処理を記述できない
- ブラウザやデバイスによって表示が異なる場合がある
- Webデザインやレスポンシブデザインなどの知識が必要
皆さんが普段目にしているような動きのあるサイトはHTML、CSSのようなサイトのデザインを扱う技術の裏では、JavascriptやPHPというようなバックエンドと呼ばれるプログラムが走っており、これらのプログラムにより、動きのあるサイトが構築されています。
9位:Swift
Swiftは、Appleが開発したiOSやmacOSなどのアプリケーション開発に使われるプログラミング言語です。Objective-Cという古い言語に代わって、2014年に登場しました。Swiftは以下のようなメリットがあります。
- 書き方がシンプルで読みやすい
- 安全性やパフォーマンスが高い
- Xcodeという統合開発環境やSwiftUIというツールが使える
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- iOSやmacOS以外のプラットフォームに対応していない
- バージョンアップが頻繁で互換性がない場合がある
- 学習資料やコミュニティが少ない
参考の記事などが少ない分学習難易度は高めですが、iOSのアプリを開発したい方はSwiftを学ぶとよいでしょう
8位:Kotlin
Kotlinは、Googleが開発したAndroidアプリケーション開発に使われるプログラミング言語です。Javaという古い言語に代わって、2017年に登場しました。Kotlinは以下のようなメリットがあります。
- 書き方がシンプルで読みやすい
- 安全性やパフォーマンスが高い
- Android Studioという統合開発環境やJetpack Composeというツールが使える
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- Android以外のプラットフォームに対応していない
- 学習難易度がやや高い
- 学習資料やコミュニティが少ない
7位:Ruby
Rubyは、日本人のまつもとゆきひろさんが開発した汎用的なプログラミング言語です。Webアプリケーション開発に使われることが多く、特にRuby on Railsというフレームワークが有名です。Rubyは以下のようなメリットがあります。
- 書き方が自由で表現力が豊か
- 豊富なライブラリやフレームワークがある
- 日本語の学習資料やコミュニティが多い
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 実行速度が遅い
- バージョン管理やデプロイが複雑
- 書き方が自由すぎて可読性が低くなる場合がある
6位:PHP
PHPは、WebサイトやWebアプリケーション開発に使われることが多いプログラミング言語です。WordPressという有名なブログサービスやFacebookというSNSサービスもPHPで作られています。PHPは以下のようなメリットがあります。
- 学習難易度が低い
- Webサーバーやデータベースとの連携が容易
- 豊富なライブラリやフレームワークがある
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 書き方が自由すぎて可読性や保守性が低くなる場合がある
- セキュリティに注意する必要がある
- 実行速度が遅い
5位:C/C++
CとC++は、古くからある汎用的なプログラミング言語です。Cは1972年に、C++は1983年に登場しました。CとC++は以下のようなメリットがあります。
- 実行速度が速い
- ハードウェアに近いレベルで制御できる
- OSやゲームなどの低レベルの開発に使われる
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 学習難易度が高い
- エラーが発生しやすく、デバッグが困難
- メモリ管理やポインタなどの概念が難しい
4位:JavaScript
JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラミング言語です。Webページに動きやインタラクションを加えることができます。JavaScriptは以下のようなメリットがあります。
- 学習難易度が低い
- Webブラウザだけで開発できる
- 豊富なライブラリやフレームワークがある
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 実行環境によって挙動が異なる場合がある
- セキュリティに注意する必要がある
- 書き方が自由すぎて可読性や保守性が低くなる場合がある
3位:Java
Javaは、汎用性の高いプログラミング言語です。Webアプリケーションや業務システム、Androidアプリケーションなどの開発に使われます。Javaは以下のようなメリットがあります。
- 実行速度が速い
- OSに依存しないプログラムを作成できる
- 豊富なライブラリやフレームワークがある
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 学習難易度がやや高い
- 書くコード量が多い
- メモリ消費量が大きい
2位:Python
Pythonは、AIや機械学習、データ分析などの分野で人気の高いプログラミング言語です。Webアプリケーションやスクリプトなどの開発にも使われます。Pythonは以下のようなメリットがあります。pythonで機械学習を学ぶ方法やライブラリについて詳しくはこちら
- 学習難易度が低い
- 書き方がシンプルで読みやすい
- 豊富なライブラリやフレームワークがある
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 実行速度が遅い
- バージョン管理やデプロイが複雑
- インデントによって処理の範囲が決まる
1位:Go
Goは、Googleが開発した新しいプログラミング言語です。Webアプリケーションやマイクロサービスなどの開発に使われます。Goは以下のようなメリットがあります。
- 実行速度が速い
- 書き方がシンプルで読みやすい
- 並行処理やネットワーク処理が得意
一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 学習難易度がやや高い
- 豊富なライブラリやフレームワークがない
- エラー処理が冗長
まとめ
この記事では、2023年に学ぶべきプログラミング言語ランキングTOP10を紹介しました。各言語の特徴やメリット、デメリットを解説しました。
プログラミング言語は、自分の目的や興味に合わせて選ぶことが大切です。この記事を参考にして、自分に合った言語を見つけてください。プログラミングの世界は広くて面白いですよ!
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