データサイエンティスト検定をとってデータサイエンティストとしての一歩を踏み出そう
DS検定(データサイエンティスト検定)の概要
DS検定は、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する、データサイエンスに関する知識やスキルを測る検定試験です。
データサイエンティストに必要なデータサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力について、見習いレベルの実務能力や知識を証明することができます。
DS検定は、2021年から始まった新しい資格であり、現在はリテラシーレベルのみが実施されています。リテラシーレベルは、データサイエンティストを目指す初学者や、データサイエンスに関心のある一般の方を対象とした基礎的な試験です。
DS検定は使えるの?
データサイエンティストは、ビッグデータやAI技術を活用してビジネスに価値を提供する職種であり、近年では多くの企業が採用を強化しています。
しかし、データサイエンティストになるために必須の資格はありません。
では、DS検定はどのようなメリットがあるのでしょうか。
- データサイエンスに関する幅広い知識を身に付けることができる
- データサイエンティストとしてのスキルを客観的に証明することができる(これは社会人が名刺交換などする際に名刺に記載している方もいます)
- データサイエンティスト協会の会員になることができる
- データサイエンティスト協会のコミュニティやセミナーに参加することができる
DS検定は、他のデータサイエンス関連資格と比較しても、以下のような特徴があります。
※その他データサイエンスに関する資格に関してはこちらから
試験概要
DS検定は、年2回(6月と11月)に実施されます。試験時間は90分で、90問のマークシート方式です。試験料は11,000円、学生は5,500円です。試験内容は以下の通りです。
分野 | 問題数 | 出題範囲 |
データサイエンス力 | 30問 | データサイエンスの基礎知識、データ分析の手法、 データ分析の実践 |
データエンジニアリング力 | 30問 | データの収集、データの加工、データの管理 |
ビジネス力 | 30問 | ビジネスにおけるデータ活用の意義、データ活用の プロセス、データ活用の事例 |
DS検定の難易度
DS検定は、初学者や一般の方を対象とした基礎的な試験ですが、それでも簡単に合格できるというものではありません。
試験範囲は広く、数学や統計学などの理論的な知識から、ビジネスやデータ活用などの実践的な知識まで問われます。
DS検定の範囲、内容
DS検定では、以下のような内容が出題されます。
- データサイエンス力
- データサイエンスとは何か、どのような分野や技術が関係しているか
- データ分析における目的設定や仮説検証などのプロセス
- 統計学や機械学習などのデータ分析手法やモデル
- 分析結果の評価や可視化、報告などの方法
- データエンジニアリング力
- データ収集における方法や注意点
- データ加工における方法や注意点
- データ管理における方法や注意点
- ビジネス力
- ビジネスにおけるデータ活用の意義や目的
- ビジネスにおけるデータ活用のプロセスや役割分担
- ビジネスにおけるデータ活用の事例や成功要因
資格を取るための勉強量
試験対策としては、以下のような方法が考えられます。
- DS検定公式サイトで公開されている出題範囲を参考にして、自分で勉強する
- DS検定に特化した参考書を使って勉強する
- DS検定対策講座を受講する
勉強量は個人差がありますが、一般的には以下のような目安があります。
- 自分で勉強する場合:約100時間〜200時間
- 参考書を使って勉強する場合:約50時間〜100時間
- 対策講座を受講する場合:約30時間〜50時間
合格点と合格率
合格点と合格率については、以下のようになっています。
- DS検定の合格点は、正答率約80%が目安とされています。2022年6月試験では、正答率79%(総得点355点)の人が不合格、正答率80%(総得点360点)の人が合格していました。
- DS検定の合格率は、公式には公開されていませんが、2021年11月試験では約66%、2022年6月試験では約50%と推定されています。
おすすめの参考書については、以下のような本があります。
- 『最短突破 データサイエンティスト検定 (リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第2版』:
DS検定に特化した参考書で、試験範囲を網羅しています。試験に出る可能性の高いポイントや注意点を解説しています。模擬問題も収録されています。 - 『徹底攻略データサイエンティスト検定問題集 [リテラシーレベル]対応』:
DS検定に特化した問題集で、過去問や予想問題を多数収録しています。解答解説も詳しく記載されています。参考書と併用すると効果的です。 - 『データサイエンティスト養成読本 ビジネス活用編 Software Design plus』:
データサイエンスの基礎から応用までを幅広くカバーした本で、ビジネスにおけるデータ活用の事例や方法を紹介しています。DS検定のビジネス分野の対策に役立ちます。 - 『統計学基礎(東京図書刊)』:
統計検定2級の公式テキストで、統計学の理論や手法を体系的に学べる本です。DS検定のデータサイエンス分野の対策に役立ちます。
まとめ
DS検定は、データサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力の3つの分野について、見習いレベルの実務能力や知識を証明することができます。
データサイエンスに関する幅広い知識を身に付けることができるだけでなく、データサイエンティストとしてのスキルを客観的に証明することができるメリットがあります。
DS検定の対策方法としては、自分で勉強する方法、参考書を使って勉強する方法、対策講座を受講する方法があります。
おすすめの参考書についても紹介しましたので自分に合った勉強方法を選択して、取得を目指して頑張りましょう!
MITRAtechでは、未経験・経験者それぞれのレベルに適した教材をご用意しています。また未経験者からの案件獲得事例もあり、データサイエンスを習得するための実践に特化した内容を提供しております。
MITRAtechについて詳しくはこちら>>>
コメント