データサイエンスで必須のプログラミング言語とは?PythonやR言語について解説!
はじめに
データサイエンスとは、膨大なデータを統計や機械学習などの手法で分析し、有益な情報や知識を抽出する学問・技術です。データサイエンスは、ビジネスや科学、技術などのさまざまな分野で活用されており、社会に大きな影響を与えています。
データサイエンスを行うには、プログラミング言語が必要です。
プログラミング言語とは、コンピュータに命令を与えるための言語であり、データの収集や加工、分析、可視化などの作業を自動化することができます。
プログラミング言語にはさまざまな種類がありますが、データサイエンスに向いているプログラミング言語は、「Python」と「R言語」です。
データサイエンスって何?という方のためにわかりやすく解説した記事はこちら
プログラミング言語の分類や言語ごとの特徴についてまとめた記事はこちら
PythonとR言語の特徴
PythonとR言語は、データサイエンスの世界で用いられるプログラミング言語であり、それぞれに特徴があります。
Python
Pythonは、機械学習やAI開発などで多用されている言語であり、シンプルで可読性が高く、ライブラリが豊富です。
ライブラリとは、あらかじめ用意された便利な機能の集まりであり、Pythonではデータ分析や機械学習に関するライブラリが多数存在します。
Pythonは汎用性が高く、Web開発やゲーム開発などにも使われています。また、初心者でも学びやすい言語としても知られています。
R言語
R言語は統計解析向けのプログラミング言語であり、データの統計や可視化に強みがあります。
R言語ではベクトル処理という手法でデータを効率的に扱うことができます。ベクトル処理とは、データをX軸とY軸の中に並べることで、一度に多くのデータを処理することができる方法です。
また、グラフ化も簡単に行えます。グラフ化とは、データを図や表にすることで、データの傾向や関係性を視覚的に理解しやすくすることです。
R言語ではヒストグラムや棒グラフ、折れ線グラフなどのさまざまな種類のグラフを作成できます。R言語は互換性が高く、他のソフトウェアやOSとも連携しやすいです。
PythonとR言語の使い分け
PythonとR言語はどちらもデータサイエンスに必要なプログラミング言語ですが、どちらか一方だけを学ぶのではなく、両方を使い分けることが望ましいです。
PythonとR言語はそれぞれ得意な分野が異なるため、目的に応じて最適な言語を選択することで、より効果的なデータサイエンスが行えます。
例えば、機械学習やAI開発ではPythonを使い、統計解析やグラフ化ではR言語を使うというようにです。
データサイエンティストに必要な3つの素養とプログラミング言語の関係
データサイエンティストになるためには、プログラミング言語だけでなく、他にも3つの素養が必要です。それは、「データサイエンス力」「データエンジニア力」「ビジネス力」です。
データサイエンス力
データサイエンス力とは、統計学や機械学習などデータ分析を行うために必要なスキルのことです。
データサイエンス力を高めるためには、PythonやR言語を使ってデータの前処理や探索的分析、モデル構築や評価などを行うことができるようになる必要があります。また、数学や確率論、線形代数などの基礎知識も重要です。
データサイエンスと統計学の関係について詳しく知りたい方はこちら
データエンジニア力
データエンジニア力とは、蓄積されたデータの抽出・分析・データ連携・データベース構築などを行うスキルのことです。
データエンジニア力を高めるためには、SQLやPythonなどのプログラミング言語を使って、大量のデータを効率的に扱えるようになる必要があります。ま
た、クラウドサービスやビッグデータ技術などの最新のツールやフレームワークにも精通しておくと良いでしょう。
データエンジニアリング力についてまとめた記事はこちら
ビジネス力
ビジネス力とは、マーケティング視点や経営者視点で物事を見られるスキルのことです。
ビジネス力を高めるためには、分析したデータをどのように活用すれば良いのか、どのように報告すれば良いのか、どのように提案すれば良いのかなどを考えられるようになる必要があります。
また、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も重要です。
まとめ
この記事では、データサイエンスに不可欠な2つのプログラミング言語と3つの要素との関係をご紹介しました。
データサイエンティストになるためには様々なスキルが必要ですが、プログラミングスキルは中でも需要なスキルとなっています。
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