データサイエンティスト協会とは?検定試験やシンポジウムなど魅力的な活動が盛りだくさん
データサイエンティストという職種は、近年注目を集めているものの、その定義やスキル要件はまだ明確になっていません。そこで、データサイエンティストの育成や業界の発展に貢献する団体として、一般社団法人データサイエンティスト協会が2013年に発足しました。
この記事では、データサイエンティスト協会の概要や活動内容、入会方法などを紹介します。
データサイエンティストの仕事内容や求められるスキル、年収についてまとめた記事はこちら
データサイエンティスト協会の概要
データサイエンティスト協会は、データサイエンティストに必要なデータサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力について、それぞれ見習いレベルの実務能力や知識を定義し、実態調査や情報発信、セミナー・トレーニング・検定プログラムなどの提供を行っています。
また、コミュニティ活動や他団体との協業を通じて、データサイエンティストやそれを目指す学生や採用する企業、育成する教育機関などと交流し、業界の発展に貢献しています。
現在、データサイエンティスト協会には個人会員と法人会員があります。
個人会員は、データサイエンティストやそれに関わる人々で構成されており、年会費は5,000円です。法人会員は、データサイエンティストの採用や育成に関心のある企業や団体で構成されており、年会費は100,000円から500,000円です。
データサイエンティスト協会の活動内容
データサイエンティスト協会では、以下のような活動を行っています。
DS検定®★
DS検定®★は、データサイエンティストに必要なデータサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力について、見習いレベル(★)の実務能力や知識を証明することができる検定試験です。また、数理・データサイエンス・AI教育のリテラシーレベルの実力も測ることができます。
この検定試験は、年に2回(6月と11月)実施されており、受験料は一般7,000円、学生5,000円です。合格者には認定証が発行されます。
DS検定®★の試験の概要や対策方法について詳しく解説した記事はこちら
シンポジウム
シンポジウムは、データサイエンティスト協会が主催する年次大会です。この大会では、国内外の著名な講演者やパネリストが登壇し、最新のトレンドや技術について紹介したり、意見交換したりします。また、優秀な研究や事例を発表するアワードも実施されます。この大会は、一般5,000円、学生3,000円で参加できます。
コミュニティ・人材
コミュニティ・人材は、データサイエンティストやそれに関わる人達のコミュニティ構築や人材交流のための活動です。この活動では、採用情報や事例を発信したり、勉強会やセミナーを開催したりします。また、課題解決型人材コンテストという、ビジネススキル向上のためのコンテストも実施されています。
データサイエンティスト協会への入会方法
データサイエンティスト協会への入会方法は、以下の通りです。
個人会員
個人会員になるには、以下の手順を踏みます。
- データサイエンティスト協会のウェブサイトから入会申込フォームにアクセスし、必要事項を入力します。
- 入力したメールアドレスに確認メールが届きますので、その中のURLをクリックして本登録を完了します。
- 年会費5,000円を指定の口座に振り込みます。
- 入金確認後、登録完了メールが届きます。
法人会員
法人会員になるには、以下の手順を踏みます。
- データサイエンティスト協会のウェブサイトから入会申込フォームにアクセスし、必要事項を入力します。
- 入力したメールアドレスに確認メールが届きますので、その中のURLをクリックして本登録を完了します。
- 年会費(100,000円~500,000円)を指定の口座に振り込みます。
- 入金確認後、登録完了メールが届きます。
まとめ
データサイエンティスト協会は、データサイエンティストの育成や業界の発展に貢献する団体です。検定試験やシンポジウムなどの活動を通じて、データサイエンティストに必要なスキルや知識を習得したり、コミュニティや人材交流を促進したりできます。データサイエンティストやそれに関心のある方は、ぜひ入会してみてください!
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